2013/10/27

卒業研究の中間審査会開催


昨日10月26日(土)、総合プロジェクト(卒業研究)の中間審査会が開催されました。

芝浦工業大学デザイン工学では、学部4年生の卒業研究は研究テーマと研究方法をPPTで発表する「中間発表会」が6月に開催され、研究の進捗状況をパネルで発表する「中間審査会」がこの時期に開催されています。
 
学生たちは、スーツ姿で自分の研究説明パネルの横に立ち、主査、副査の先生が来ると4分程度で研究題目、研究目的、研究方法、進捗状況について説明します。緊張感を持って説明し、コメントを真摯に受け止めて最終発表までの研究を進めて欲しいと思います。
 
発表を聞けるのは、先生だけでなく3年生も可能です。彼らは先輩の研究発表を聞き、4年になってからの研究テーマを決める参考にするとともに、研究室を決める参考にします。
 
 

2013/10/20

杖のいる生活経験から

 左膝を痛め「タナ障害」と診断されて二か月弱、杖を必要とする生活を余儀なくされました。状況としては、杖なしで普通に歩こうとすると、左の膝に激痛が走るのです。治療としては膝への負担を掛けないように休めて治癒するのを待つだけ、と言われました。しかし、日常生活ではそうはいきません。学校の授業は絶対ですし、校舎が分かれているので移動もあります。そこで、痛み止めを飲み、痛み止めの湿布を貼って、杖を使う生活となりました。
 
 杖の生活をして分かったことは、今回の私のようなケースは、街中でよく見かける高齢者の方が杖を使うのとは、まったく目的が違うということです。高齢者は歩行安全のために「転ばぬ先の杖」として使用しているように思います。しっかりと体を支えるような歩き方はあまり見かけません。高齢者の方にそんな歩き方はできないでしょう。
 
 杖は、痛めた足の反対の手に持ちます。私の場合は左膝を痛めていたので右手に持ちます。これによって、歩行時に左足に掛かる体重の2から3割を右手で支えて、左膝への負担を和らげるわけです。三足歩行です。この歩き方を何日か続けると、右手のひらが痛くなり終日痺れた状況になります。これに慣れてくると、手のひらの皮膚が厚くなってきます。
 
 それでは、どのような杖が良いか?重要なのは、体重を支えるためのグリップと地面に設置する部分だと思います。多くの杖のグリップは木製ですが、あれでは滑るし体重を支えるには不向きです。手のひらも痛くなってしまいます。私はます左のシリコンのものを選びました。しかし、地面からの反発を弱めるにはもう少しクッション性が必要と考え、右の形状の杖に変えました。
 地面設置部は、左の初めのものも弾力性はあったのですが、駅構内などの石材の床からの反発が強いため、右のものに変えました。こちらは、見ていただければわかるように中間にウレタンのクッション材が入っていて、衝撃を和らげてくれます。
 
 杖は、まだまだデザインの余地があります。


 



2013/10/13

IKEAの空間提案

30年近く前の1980年代後半頃、初めてLAに行った時に、現地デザイン事務所の方にIKEAに連れて行ってもらった。当時はテレビのデザイン担当だったので大型電気店のサーキットシティなどとも市場調査したが、テレビファニチャーのデザイン開発の参考にしたいとの思いからだった。

当時から、IKEAは家具を展示するだけではなく、空間を展示、部屋を想定して展示していたことで注目されていたが、日本への出店はされていなかった。今では、どこのお店でも当たり前のようにしている空間展示ではあるが、当時は新鮮に映った。

そして、2013年現在、IKEAは私の住む横浜市港北区にも出店している。先日、久しぶりに訪れると、リアルな日本式住居をモデルにした展示があった。四畳半の畳の部屋にIKEAの家具、ファブリックでコーディネートされている。押入れの中も提案されている。

これまでのショールームは、現実にはあり得ない生活感のない展示がほとんどであったが、IKEAは、国地域に根差した、あくまでリアルな住環境を提案しようとしているところが凄い。










2013/10/10

食品容器のデザイン

毎日のようにスーパーやコンビニで見かける食品容器、輸送中や店頭で中の食品の衛生状態を保つため、そして中身を美味しく見せるためにも欠かせないものです。ただし、日本以外ではあまり見かけないようで、食品容器のトップメーカーの方の話では、海外ではなかなか受け入れられないそうです。

そんな日本的な製品には、様々な日本的なアイデアが盛り込まれている。
フタが開かないようにギュッと締め付けて閉じるようになっていたり、商品展示時に崩れ落ちないようにスタッキングできるようになっていたり、いかにも繊細な日本的発想です。

その中でも、最近よく見かけるのが、蓋の開ける部分の凹凸です。この凹凸がないと開けるときに爪を挟んでしまったり、端面で指の腹を擦り切ってしまったりします。
あまり目立たないところで、しっかりとデザインしている方がいることに敬意を評します。


2013/10/04

私的モバイルPC歴

私のパーソナルコンピュータ獲得劇の中でも、モバイルPCを初めてに手に入れた時の感動は忘れられない。1995年ごろだったと思う。アップルのマッキントッシュDUOを当時の手取りボーナスをほぼつぎ込んで購入した。妻には、「そんなに高くはないんだ!」と、平静を装い、Mac writeとMac paintで資料らしきものを作り、「ほら、役立つんだから!」と、納得させていた。
パソコンがモバイルになると、使い方が変わる。いつでも、どこでもの始まりです。はじめは、重量とバッテリーの持ちが重要な機種選定の判断基準でした。
それから、MacBookやLetsNote、JORNADA、iPadなどなど何台ものモバイルPCをいろいろと言い訳して購入してきました。
そして、今の私の環境で最も便利なのが、surfaceです。何と言っても軽い、起動が早い、何よりも学校のネットワークに繋がる。
時代とともに私の判断基準も変わってきたなと思う。